cond-mat
今日は投稿数が少なめ.
相変わらず原子層物質を重ねる研究がいろいろ投稿されている. 光学応答や電気伝導特性を調べるなど.
合金の研究もちらほらとみられる. DFTを使って調べるものがいろいろある印象.
カゴメ格子な物質の研究もちらほらある印象. 例えば,2110.09816はCDWと超伝導が共存する物質があることを見つけた報告. 2110.09782はカゴメ格子のバイレイヤーにDirac nodal lineが出たり,圧力印加で超伝導になったり,という話.
昨日も見かけたけれども,0Cから1000C近くまで温度を振って物性を調べる材料屋さんの研究がすごい. 例えば,2110.09791.
2110.09583: phonon-assistedでexcitonが発光するとスペクトルが非対称になる話.
2110.10119: multiferroicsで磁気スキルミオンができれば電気スキルミオンもできるんじゃない?という量子計算によるシミュレーション. マルチフェロというエキゾチックな物質のことを量子計算でシミュレーションするってキーワードとして新しいものモリモリだなあ.
event-chain monte carloというものがあるらしい.レビュー記事.
Wegner-Wilson flowというものがあるらしい
Wegner-Wilson flow is a robust algorithm for constructing (numerical) functional renormalization flow from a given many-body Hamiltonian to its diagonalized form. In perturbative cases it correctly reproduces results obtained using Feynman diagrams [41], however, its true value lies in its non-pertubative nature, rooted in convergence properties for finite systems akin to those of the Jacobi rotation method for exact diagonalization [41, 42].
above is the description taken from 1607.07884.
quant-ph
- 2110.09539などを見て, 周波数帯が違う励起をうまくカップリングさせることが量子計算を見据えたときに重要なミッションなんだと再認識した.
- 量子ビットのコヒーレンスを守るのも重要ミッションだなあ. 世界一黒い物質で量子ビット囲んでIRから守ろうという話 とかを見てそう思うなどした.
physics
- Density matrix embedding theoryなるものの存在を初知りした. Schmidt decompostion(特異値分解を言い換えたもの)がベースになっている理論で, ローカルな密度行列を使って強相関なバルクの問題を不純物モデルに落とす手法. (cf. dynamical mean field theoryは似た手法だがグリーン関数を使う)
math-ph
- 2110.09683を眺めながら共変性の意識は大事だなあと思うなどした.
- ハミルトンヤコビからシュレディンガーへ
- 共変ハミルトンヤコビ (DeDonder-Weyl-Christodoulou) から Kanatchikov (シュレディンガーeqの時間微分を共変微分にしたもの) へ
hep-th
- 今日は自分には難しいものが多くてガンガンスキップしてしまった
- もっと,いろんなものを読めるようになりたいなあ.