今日は溜め込んでいた計算をやるのでドタバタしていて, arxivチェックが遅くになってしまった. twitterを眺めると「3次元Isingの厳密解が求まった話 (本当かはわからない) 」がarxivにannounceされて話題になっているようだった. すでにMDPIのSymmetryに載っているものらしい (see here). ちなみに2次元の場合の厳密解の論文はこれらしい.
cond-mat
- 今日もカゴメ格子論文がちらほら
- ねじれ2層TMDも相変わらずホットらしい. 例えば, トポ超伝導になったり, スピン液体をホストしたりするらしい.
- 量子ケルビンヘルムホルツ不安定性!!
- ラッティンジャーの定理というものがあるらしい.
ボゾニック名系ばっかり触ってきたからか,これまでに聞いたこともなかった…
Luttinger’s theorem states that the volume enclosed by a material’s Fermi surface is directly proportional to the particle density. While the theorem is an immediate result of the Pauli exclusion principle in the case of noninteracting particles, it remains true even as interactions between particles are taken into consideration provided that the appropriate definitions of Fermi surface and particle density are adopted.
- その一般化という話があった→2110.10692
- 電気化学の材料になるものをDFT計算でアタリつけるとか,調べてみるとか,ちょこちょこと見かける気がする. 確かに固体物理の応用先として電気化学はイイ着地点だなあという感じがする. しばらくは廃れることのなさそうな分野だなあという意味で.
quant-ph
- 2110.10378: リカレントニューラルネットワークを使った量子誤り訂正
- 量子モンテカルロ法は経路積分に基づいているが,
粒子の入れ替えありorなしで符号変化のあるフェルミオン系では,
その符号変化によって積分が激しく振動してしまう.
これは符号問題と呼ばれるものらしい
(see e.g.
Computational many-particle physics, pp.277-365
and
Study on sign problem via Lefschetz-thimble path integral).
- それを回避する一つの方法として, 経路積分のパスを変形して振動する積分を収束するものに置き換えるLefschetz-thimbleの方法が存在する.
- そのLefschetz-thimbleの方法をスピン系に応用した論文がarXiv:2110.10699.
- arXiv:2110.11016: phononにもスピン軌道相互作用がある?らしい [Nat. Comm. 10, 2743 (2019)] のだけれども,こいつを使えばphonon blockadeができる.しかもnonreciprocal.
physics
NC
hep-th
math-ph
nc