cond-mat
cond-matでちらほらと見かけるCharge Density Wave、名前だけ聞いたことあるなあ状態やったけど、チラッと調べてみたら、
Most CDW’s in metallic crystals form due to the wave-like nature of electrons
ということらしく、なるほどなあとなった。CDWの兄弟にSpin Density Waveもいる
nanoARPES: ARPES goes nanoscale!
cond-matを眺めていると、Boltzmann kinetic equationをちらほらと見かける。自分のいる分野ではあまり馴染みがないのだけれども、物理をしている人としてはやはり運動論というfundamentalを理解しておきたい気持ちになっている。例えば、Magnus spin Hall and spin Nernst effects in 2D Rashba systems with Zeeman-splittingとかおもしろそうなあって見るなどした。 free spaceの電磁気もまだまだちゃんと分かれてないところあるけど、媒質中のことに強い興味を持っている人としてcond-matの王道テクを一通りなんとなくでも知っておきたいんだよなあ。
今まで、薄膜を調べる研究のモチベがちゃんとわかってなかったけど、この頃cond-mat.supr-conあたりを眺めていて、少しずつ面白さを感じれるようになってきた気がする。例えばFragile pressure-induced magnetism in FeSe superconductors with a thickness reductionを見て、系を薄くしていくと、phase diagramが変化する (ネマチック相はあまりうごかないけど、磁気秩序相は膜圧変化に敏感であるとか) けど、超伝導という特殊な状態はどう影響を受ける?とか確かになかなか面白い問題だなあと思うなどした。
よくよく考えると、自分の分野でも膜圧を薄くすることで表面状態の寄与が重要になって系を薄くしただけでバルクの場合とは違うこと起こるよね、という話はあって(e.g. superlensing by hyperbolic metamaterials) 確かに薄膜は大事だ…!となったこのごろcond-matでちらほら見かけるKekulé distortion何かなあ調べてみたら
… is one such emergent phase, consisting of a commensurate CDW and a periodic lattice distortion
ということで面白そうな状態だなあ(小並感)となった。 the above deacription is taken from MPI website
- Asymmetric Tunneling of Bose-Einstein Condensates: 相互作用がないとL・Rの2つのリザバーを近づけたときL→Rへの粒子流とR→Lへの粒子流はsymmetricだが相互作用が有限になるとこれが破れる
- Nonlinear optical absorption and photocurrents in topological insulators: トポロジカル絶縁体の非線形光学
- Spatially-resolved electronic structure of stripe domains in IrTe2 through electronic structure microscopy: ARPES goes nanoscale!
- Curved Magnetism in CrI3: 磁石を曲げるとeffectiveなスピン軌道相互作用・異方性・DM相互作用などが出る🧲
- Graphene as a source of entangled plasmons: グラフェンナノリボン(←非線形光学効果をもたらす)でパラメトリック下方置換が発生,量子もつれグラフェンプラズモン対が生成される
quant-ph
NC
physics
- Zeta function regularization technique in the electrostatics context for discrete charge distributions: ゼータ関数正則化を使って,点電荷がいっぱいある系の静電ポテンシャルを計算しよう!QFTのノリが静電場の計算で登場するっていうのはなんだかイイなあ
hep-th
- 今日のhep-thにはブラックホールの話とかPage curveなるものがちらほらと登場していた。どうやら、これはブラックホールからのホーキング輻射のフォンノイマンエントロピーが時間経過とともに増えてから減るというカーブに従う、というそのカーブのことらしい。See here for more description.
- Quantum vacuum fluctuations and the principle of virtual work in inhomogeneous backgrounds: space-dependent massive KG→次元正則化→仮想仕事の原理とカシミール効果,エネルギー運動量テンソルのくりこみと保存則 これは見通しの良い計算だなあ…さすがhep-th
math-ph
NC