cond-mat
- 今日は投稿数が少ない.cross-listsを除くと38しかない.
- Giant oscillatory Gilbert damping in superconductor/ferromagnet/superconductor junctions:
強磁性体を超伝導体で挟んでできるアンドレーエフ束縛状態がギルバート減衰の振動を引き起こすのが見えるっ!
quant-ph
- Sympathetic cooling and squeezing of two co-levitated nanoparticles:
ナノ粒子間にクーロン相互作用があれば、片方をレーザー冷却すれば、もう一方も間接的に冷却されるという実験。言われてみれば「そうかも」となるけどちゃんと実験できるのすごい。 - Reachable Set Characterization of Open Quantum System by Quantum Speed Limit:
マルコフな開放系の量子速度限界→ユニタリ量子ゲートで移れる先を規定する。システムのセットアップからexplicitに計算できて、よりキツい必要条件を与えてくれる✅
physics
Topological interface states induced by incident angle in the 1D elastic wave system:
二つのフォノニック結晶の間にトポロジカルに保護された弾性波が作れる🍩トポロジカルフォノニクスかあPhotonic ℤ2 topological Anderson insulators:
フォトニック結晶にdisorderを入れる→量子スピンホールAnderson(P対称性保護アリ)・Z_2 Anderson (対称性保護ナシ)になる。散乱問題からフリーデル位相(に相当するもの)を計算するなど.
(トポロジカル数が構成できる)o.🍩- Anderson局在:散乱体まわりに局在状態ができる。この効果が大きいと、トポロジカルに保護された状態を壊したり、発生させたりする(Anderson TI)。
- P対称性のアリ・ナシは電場と磁場(これらが擬スピンを担う→量子「スピン」ホール状態)を混ぜない・混ぜるに対応する
Optical-pump terahertz-probe spectroscopy of the topological crystalline insulator Pb1-xSnxSe through the topological phase transition:
テラヘルツのポンプ・プローブ法でトポロジカル物質中の実時間ダイナミクスを調べる⚡️ テラヘルツ分光の発展が著しいなあIdentity and difference: how topology helps to understand quantum indiscernability:
ファインマン経路積分でボゾン・フェルミオン・エニオンが自然に出る。 経路はいくつかのホモトピークラスに分類できて(☆)、 各クラスに共通位相因子を割り当てられる。 3次元以上の場合、それぞれの粒子の経路を連続的に(経路を交差させずに!🍩)変形すると、 置換群で分類可能。 一回の粒子交換に対してつく位相は±1のどちらかとなり(♡)、 それぞれがボゾン・フェルミオンに対応する。 一方、2次元では、経路が「何回交換されたか」まで考慮できるブレイド群を使った分類になる→エニオン🪢☆・・・入口と出口をfix→粒子の交換の仕方で経路を分類できる ♡・・・粒子を2回交換したら元に戻ることを反映している
Space-time wave packets localized in all dimensions:
パルス成型と波面制御を使いこなすことによって時空点1箇所に局在した光を作ることができる⚡️ 光の角運動量まで制御できてて、ハイテクすぎて凄すぎる。
math-ph
- Arnold diffusion and Nekhoroshev theory:
可積分系に摂動を入れたときに安定軌道がカオティックになるか?という問題 (アーノルド拡散)を調べるNekhoroshevの理論あたりへのイントロ- こういう古典力学系の話を分かれる様になりたい人生だった…:
- Nekhoroshev estimates:
可積分系が位相空間で描く軌道が微小の摂動にたいしてどの程度安定か調べてくれる.
action-angle coordinateを使う.
*不安定な軌道のことをしばしば アーノルド拡散 と呼ぶらしい - action-angle coordinate: ハミルトニアンが一般化運動量にのみ依存するような座標のこと. 可積分系+摂動の計算にしばしば用いられる. ハミルトニアンが一般化運動量にのみ依存するため,ハミルトン・ヤコビ方程式が簡単になるのが嬉しいところ. 一般化座標が振動・回転的な振る舞いを示す場合,その周波数が簡単に求まる (ハミルトニアンをaction-angle coordinateに共役な一般化運動量で微分したものがその周波数になる).
- Nekhoroshev estimates:
可積分系が位相空間で描く軌道が微小の摂動にたいしてどの程度安定か調べてくれる.
action-angle coordinateを使う.
- こういう古典力学系の話を分かれる様になりたい人生だった…:
hep-th
NC